Seminar

★20222年度 東京経済大学 大尾ゼミ★

ゼミは2、3年生が在籍し、学年の垣根を超えてともに学んでいます(4年生は「卒業研究」のコマで卒論執筆に励みます)。

【春学期のテーマ】

HIPHOPカルチャーと黒人差別の歴史を中心にゼミを進めました。前半では映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』を試聴したうえで、ウエストサイドのHIPHOPカルチャーの成り立ちを学び、その背景にある人種差別の問題について各自が考察を行いました。その後、アフリカ系アメリカ人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンを描いた伝記的映画『42 〜世界を変えた男〜』を試聴し、スポーツの世界における黒人差別の問題を取り上げました。

後半ではグループワークを実施し、4つのグループに分かれて各自の問題意識を掘り下げ、プレゼン大会を実施。それぞれ、

・日本とアメリカにおけるキャンセルカルチャーの比較

・いとうせいこう、ZEEBRA、ANARCHY、T-Pablow からみる日本のヒップホップ史

・韓国のラップカルチャー

・聖地巡礼ブーム

2021年度卒業 桃山学院大学ゼミ生卒業論文タイトル一覧:

“「趣味」を「研究」の社会学”をテーマに、ゼミ生各々の趣味(趣味への認識)を社会学的に論じた成果です。

  1. 「競馬のステレオタイプ・偏見の希薄化──社会でのイメージの変化」
  2. 「ジャニーズオタクにおける SNS とアイデンティティーの関係性」(2名共著)
  3. 「マッチングアプリから読み解く社会」
  4. 「無趣味という選択」
  5. 「「アニメ・漫画オタク」へのイメージの変化」(2名共著)
  6. 「若年男性の美意識の実態と化粧行動からのー考察 ~メンズメイクはなぜ流行しているのか」
  7. 「ジャニーズファンにおける 大量購入と SNS との関連性」(2名共著)
  8. 「K-POP アイドルからみる韓国社会──ジェンダー表象に関する考察」(2名共著)
  9. 「国民的アイドルから考える女性の「かわいい」の変化・流行──なぜ清楚が好まれるのか」
  10. 「社会背景の変化とみる性愛空間の変化──性愛空間としてのラブホテルの終焉か、新時代性愛空間の台頭か」(2名共著)
  11. 「家族アニメにみる日本の家族像の変遷──家族アニメにおける「共働き」表象の不在を事例に」(2名共著)
  12. 「立ち飲み文化に対する意識変換──コロナ禍からコロナ明けを事例に」(3名共著)

Lecture